映画「メグレと若い女の死」を見た

映画

写真は映画終って食ったバインミー。この店うますぎるんだけど、時期が悪かったのかトイレにめちゃくちゃ節足どもしんでた…。店は悪くない…沸くな…あったかいからって、

映画見に行く経緯


2月末にTwitterでメグレの映画やるというの見た。その時は配信でみれるなら見ようかなと思ってました。監督がだれかを見るまでは。
パリスルコントってまじですか…!!!!じっとしてらんなかった。(公開から一か月待ったけど。)監督については後述するわ…さかのぼるから…だいぶ。

あらすじ

あるカップルが婚約式をしていた夜に若い女が死んだ。安い下着、高級ビンテージのドレスが血に染まるほど何度も刺されて。身元も分からない若い女の事件の捜査をするのは…犯罪捜査官、メグレ。彼の最大の武器は「聞くこと」事件の捜査が進むにつれてどんどん事件にのめりこむメグレ。彼の思惑とは…。

出だしから

というクライムサスペンスの王道を…あの、パリスルコントが…というところでもう死ぬほど興奮した。というか監督がご存命の間に映画館でこれだ!というのを見れるのがまずうれしい。
メグレ警部って日本だとコナンの目暮警部のイメージが強すぎるよね~。私も同じくそのイメージしかなかったんだけど、本国だとメジャーなんだな。刑事コロンボてきなかんじかな。
いやなんか色々な感慨に邪魔されて感想にたどり着けない!いやでもそれくらい良かった。
始まりの顔が映らない会話のシーンの断続的なカットとキャプションからパリスルコント浴びてる喜びでどうにかなりそうだった。オープニングでこれもんよ?

映画を見てみてメグレって

いやそれはさておき、物語としてはメグレ警部ってめちゃくちゃまとも。友人(兼医者)の忠告は素直に受け入れる。奥さんとの時間も大切にしている。人の話はとにかくきちんと聞く。ものすごく程よい距離感で。いきがかりに出会った被害者と似た若い女性ベティと自分の奥さんの会話を髭剃りながら妙にうれしそうに「聞いている」シーンものすごくじんわり沁みた。その女性から誤解を受けたときの自分の感情も大切にする。(口も利かずに若い女を置き去りに飛び出したりする)
あけすけな若い女に寄り添う警部これってすごいことだなーと感じた。
どんな人の話も聞くし、感情を態度として出すことを恐れないメグレの信念素敵すぎる。しかもそれが暴力的じゃないの、いままでそういう警部って見たことないかも。
ものすごく静かに物語が進んでいくのいかにもフランス映画なんだよなぁ。悪くない…、そう悪くないのよ…。誰もかれもが歳を取るのはあたりまえで少し寂しい。けど若い女たちはそれぞれたった独りで寂しい。そのコントラストがものすごくつらい。なんであんな悪夢のなかでもがく若い女たちを「みんなそんなものだ」とできないメグレ、ものすごい闘ってんな…悪くない…。そして少し救われる、そんな映画だった。
フランス映画興味なくてもあのうすぼんやり、じんわり暗い映画全体の色彩とかわいいセットはそれだけで見る価値がある。あと、最初に出てきた目撃者、私がイメージする一般的なフランス人でよかった。でも全体的に少し優しい、みたいな男性が多かったイメージ。それ以外はフランス男性。

蛇足「バブ田とパリスルコント作品の出会いとねじ曲がった性癖」

ほんでここで、なんでパリスルコントで興奮しまくったかのお話。
私学生の頃、深夜映画で「髪結いの亭主」を見ましてね…それ以来…フフッ赤いミニのワンピースの女性大好きなんです。すげぇ大したことないしょうもねーエピソードでしたね…。みじけぇし。
そういやジョジョ4部のしのぶさんも同じようなワンピースを着てたよなフフ…まぁもうちょっと聞いてください。
それを含め、受けちゃんが攻めに尽くしに尽くしまくり。挙句自分の絶頂の中でためらいなく死ぬことを選ぶ猪突猛進攻め信者なの大好きなんです。
さらにそれを当たり前に享受している有閑ヒモ攻めが大好物になりまして。
どうしようこれすっげぇ蛇足だった。
でもどうしても聞いてほしかった、聞いてくれてサンキュな!

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